【要約】「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」を読んで

未分類
acworksさんによる写真ACからの写真

先日、こちらの本を読みました。

こちらの記事では、
本書についての簡単な要約や誰向けの本なのか?得られた学び
等について紹介できればと思います!

これから読む方に対しては、
本書の魅力を伝え、読んでみたい!と思っていただけるように。

また、既に読了済みの方にとっても、
さらなる理解の助けになるような記事を書いていければ、と思っています!

「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」

この本を一言で説明すると、

GAFAについて、その凄さを広く、だれにでもわかるように解説している本
となっております!

みなさんは、「GAFA」という言葉はご存じでしょうか?

Google、Apple、Facebook、Amazon
の頭文字をとった、テクノロジー業界の4強のことです。

2020年2月の段階で、
このGAFA4社の時価総額合計は、なんと430兆円にもなります。

これは、
日本の東証一部上場企業(2170社)の629兆円の約7割にもなります。
(ちなみにマイクロソフトも入れると、日本の東証一部上場企業の合計を超えます)

そんな、現代社会を生きる上で無視できない、GAFAとはいったい何なのか?

ということが本書でわかりますよ!

どんな方にオススメなのか?

・ビジネス知識もそんなにないし、WEBやインターネットについてもよくわからないけど、GAFAのことについて知っておきたい。
・何冊も本を購入するのではなく、まずは1冊でGAFAとは何なのかをざっくり押さえておきたい。

こういった方にオススメかと思います!

目次

第1章 GAFA-世界を創り変えた四騎士
第2章 アマゾンー1兆ドルに最も近い巨人
第3章 アップルージョブズという教祖を崇める宗教
第4章 フェイスブックー人類の1/4をつなげた怪物
第5章 グーグルー全知全能で無慈悲な神
第6章 四騎士は「ペテン師」から成り上がった
第7章 脳・心・性器を標的にする四騎士
第8章 四騎士が共有する「覇権の8遺伝子」
第9章 NEXT GAFAー第五の騎士は誰なのか
第10章 GAFA「以後」の世界で生きるための武器
第11章 少数の支配者と多数の農奴が生きる世界

気になる見出しはありましたでしょうか?

本書の要約

もう少し詳しく、本書を要約していきたいと思います!

Amazon

まずはAmazonからです。

Amazonの凄さとは?

全米の44%に銃があり、52パーセントにアマゾン・プライムがある。

富裕層では固定電話よりアマゾン・プライムと契約する世帯のほうが多いと言われている

実際の店舗で買い物するときも、消費者の4人に1人が購入前にアマゾンのカスタマーレビューをチェックしている。

これは、本書で取り上げられていた、
アメリカにおいて、Amazonがどれほど人々の生活に根付いているかを表した一例です。

それでは、なぜこれほどまでにAmazonは浸透しているのでしょうか?

それは…下記に秘密があるようです。

アマゾンが訴えかけるのは、より多くのものをできるだけ楽に集めようとする我々の狩猟本能だ。

アマゾンによって、
ウォルマート(アメリカに本社がある世界最大級のスーパーマーケットチェーン)の駐車場を探したり、買い物レジの列に並ぶことなく、狩猟(買い物)を達成できるようになったことが、本書ではとりあげられています。

アメリカの小売り全体としては成長していない、しかしAmazonはずば抜けて成長している

アメリカの小売全体としては、成長していませんが、
Amazonの売上だけは爆上げです。(2006年から2016年までで、1910%成長)

他の小売りが持っていたパイを奪うことで、
この成長を達成しています。

なぜ、こんなことができたのか?

理由はいくつも本書で取り上げられていますが、
例えば、下記のような理由のようです。

本とDVDから始まり、あらゆるジャンルをターゲットにすることを、すさまじいスピードで行った。
→ほかの小売り業者が、自分たちの最新の作成(目先の脅威)に対抗している間に、次の作戦に移る。

1兆ドル企業を目指して

アマゾンはゼロクリック注文への条件をすべてそろえている。AI、購入履歴、全米人口の45パーセントの住居20マイル以内にある倉庫、何百ものSKU(在庫管理単位)アレクサ、最大のクラウド/データ・サービス、460もの実際の店舗、そして世界で最も信頼されている消費者ブランド。これらが、アマゾンが最初に時価総額1兆ドルを達成する企業になると考えられる理由だ

買い物の仕方は、これからも大きく変わる可能性があります。

お店で並ぶ必要がないのはもちろん。
ネットショッピングのクリックすら必要のない可能性もあります。

それは、
AIの発展や、Amazonが保有する購入データベース等によって、
必要なものを自動購入できる可能性
があります。

Amazonは、本書の中で以上にあげたような条件がそろっており、
時価総額1兆ドルも夢ではないようです。

Apple

次は、Appleについてです。

Appleは特にそうなのですが、
著者は割と四騎士に対して批判的なため、そのあたりをご考慮いただき読んでいただければと思います。

世論にまつわる興味深いエピソード

2015年の12月、カリフォルニア州産バーナーディーノで、28の衛生指導員とその妻が職場のパーティーに参加した。
生後6ヶ月の娘は祖母に預けていた。
パーティーで彼らはスキーマスクをかぶり、2丁のAR-15ライフルを乱射した。14人の職員がしに、21人が重症を負った。容疑者は警察との撃ち合いで4時間後に死んだ。

この痛ましい事件のあと、
FBIは、犯人のiphoneを入手しました。

FBIはそのロックの解除を申請し、連邦裁判所の命令もでたが、アップルは無視しました。
(いくつかの理由がありますが、ここでは割愛します)

これに対して、世論の意見は割れました。
若い民主党支持者は、アップルの対応を指示し、年配の共和党支持者は、政府側につきました。

前者は政府の拡大を指示し、後者は大企業の特権を守ることを指示してきましたので、
これは意外な結果になります。

こうなった理由に対して本書では、下記のように考えています。

彼ら(若い民主党支持者)がアップルを支持するのは、同社が自分自身の独立独歩、反体制、進歩的な理想を体現しているからだ。
そして、共同創設者のスティーブ・ジョブズがチャリティに一切関わらず、ほぼ中年の白人しか雇わず、ひどい人間だったことは都合よく忘れてしまう。

Appleはクールであり、スマートなのです。

神がかったアップルの10年間

ipadの発売が2001年の後半です。

その後のAppleはすさまじく神がかった成果を残していきます。

以下は、成功がわかる記述の数々です。

その後、ジョブズはハリウッド並みに芝居がかるようになる。
(中略)
ジョブズはナップスターが開始したファイル共有サービスが音楽業界を破壊すると警告。
これにより、音声ダウンロードによる過剰なまでの反応を引き出すことに成功した。
(中略)
音楽業界はアップルの手に落ちた。

ナップスターとは、ごく簡単にいうとファイル交換のやり取りができるサービスのことで、
そこでは、日々、著作権を無視した音声データのやりとりが行われていたようです。

それで同社の最高傑作が登場する舞台は整った。iphoneだ。
iphineを手に入れるために、世界中のアップルマニアが電気店の前に徹夜で列をなした

彼が死んで同社の歴史的なイノベーションの連続は終わったが、ティムクックのもとで、将来性や収益性、規模を計算した経営を行えるようになった。
利益が成功の証なら、2015年度のアップルは史上最も成功した企業である。この年のアップルの利益は534憶ドルにのぼった。

アップルのコンピューターは美しかった。エレガントだった。
そして何より、ハッカーやプログラマーの世界において、アップルの製品は贅沢なムードを醸し出していた。

ぜいたく品を欲しがるのはなぜか。それは自然選択と、そこから生じる欲望と羨望のなせるわざだ。
力を持つ者のほうが、住居、温もり、食物、そしてセックスの相手を手に入れやすい。
美しいものを集める人は、ただ眺めていたいからであって、セックスは関係ないと言う、それは果たして本当だろうか。

最後のセックスの件は、
私はAppleユーザーでないにもかかわらず、嫌悪感を抱きましたが、
確かに一理あるのかなと思います。

Apple製品は、他社メーカーにはない美しさがあるからこそ、
スペック以上に値段が高くても売れますし、(もちろん使い勝手もあるでしょうが)

なにより、ぜいたく品は人の本質的な欲望に直接働きかけます。

フェイスブック

続いては、Facebookです。

既にご存じの方も多いと思いますが、
Facebookは、プラットフォームとして、「Facebook」「Instagram」「WhatsApp」の3つを保有しています。

フェイスブックの影響とは

人は毎日35分をフェイスブックに費やしている。インスタグラムとワッツアップを合わせると50分になる。

消費者の購買欲を高めるという面からみると、フェイスブックが特に大きな影響を及ぼしているのは、マーケティングの漏斗のいちばん上にある「認知」の段階だ。

ソーシャル・ネットワーク、特にフェイスブックの子会社であるインスタグラムを通じてものごとを知り、そこからアイディアと欲望が生まれる。友人の1人がメキシコでJ・クルーのサンダルを履いている写真を見るとそれが欲しくなる。
トルコの高級ホテルの屋上でカクテルを飲んでいる写真を見ると、同じ経験をしたくなる。そう思い立つと、どこで手に入れられるかをグーグルやアマゾンを検索して調べる。
つまりフェイスブックはアマゾンより漏斗の上部にある。

いくつか、本書で取り上げられているFacebookに関する印象的な記述を取り上げました。

まとめると、
Facebookの特徴とは、

人々に時間を使ってもらうことができる。
②人々の「認知」や「あこがれ」を喚起する役割を果たす。

シンプルですが、とても重要なことをFacebookは成し遂げています。

フェイスブックの功罪

人間同士の関わりは人を幸せにする。ハーバード大学メディカル・スクールの伝統的な「グランドスタディ」がそれを証明した。この調査は今の時点で最も長期にわたっておこなわれた人間についての調査だ。
(中略)
この調査によって、幸福レベルに最も強く影響するのは人間関係の深さと有意義さであることがわかった。
75年と2000万ドルの研究費をかけた調査によって導き出されたのは、3語の結論だった。「幸福とは愛である」(ハピネス イズ ラブ)

Facebookの功績は、人と人のつながりを増やしたことです。

人が幸福さを感じる場面はいくつかあると思いますが、
最も強く影響するのは、人間関係の深さと有意義さであるとのことです。
Facebookはそこに寄与しています。

しかし、良いことばかりではありません。

アメリカ人の44パーセント、そして世界中の多くの人が、フェイスブックでニュースを見ている。
(中略)
ここで最悪なのは、きちんとしたニュースをフェイクニュースのとなりに置くと、フェイスブックのプラットフォームがもっと危険になるということだ。
(中略)
フェイスブックにとって、もっと頭の痛いことがある。虚偽の記事を削除することで、フェイスブックは、何十億というクリック数と多額の収益も無駄にするのだ。フェイスブックのスポークスパーソンは、非難に対して「我々は自分自身で真実の判定者にはなれない」と述べた。

人々の時間を毎日30分消費させているFacebookでは、
当然ニュースをチェックする人も多くいます。

しかし、その中には、
フェイクニュースも紛れ込んでいます。

というのも、
Facebookはあくまでもメディアではなく、プラットフォームを自認しているので、
自身では、そのニュースの良しあしを判断しません。

また、フェイクニュースはインパクトのある内容が多く、
クリック数を稼げる=広告収入が得られる、ということも事実なのです。

グーグル

最後にGoogleです。

新たな宗教

近代科学によって解き明かされた宇宙の壮大さに重きを置く宗教なら、因習的な信仰からはまず生まれることのない崇拝と畏敬の念を引き出すことができるかもしれない。遅かれ早かれ、そのような宗教が現れるだろう ーカール・セーガン

セーガン氏の想い描いていた宗教が現れた。それがグーグルだ。
(中略)
グーグルはすべての疑問に答えてくれる。
(中略)
昔は北朝鮮の核がいくつあるか判断するのは難しかった。今はただ検索フィールドに疑問を入力すればいい。

あなたの最近のグーグル検索履歴を見てほしい。誰にも知られたくないことをグーグルには打ち明けているはずだ。(神様以外)誰も自分の考えを聞くものはいないと、私たちは無邪気にも信じている。
しかしはっきり言っておこう。グーグルは聞いているのだ。

Googleの検索エンジンは、
私たちが調べたいこと、ものに対して、ほぼ一瞬で答えをくれます。

また、私たちは悩みについても、Googleに相談しています。
例えば、気難しい上司との関係の構築の仕方。
例えば、自分の体のコンプレックスの解決法、向き合い方。
例えば、気分が落ち込んだ時の原因、対処法。
例えば、好きな女の子を振り向かせるための方法。

なんでも聞き、我々もなんでも話してしまう、
その様はまるで神のようです。

グーグルはすべての情報を収集している

グーグルは世界中の情報をこっそり集めている。
食い物にされる側は気づかないまま手遅れになってしまった。
その結果、グーグルによる知識の支配が完成し、他企業の参入は極めて困難になった(マイクロソフトのBingのシェアの低さを見よ)そのため、この状況はこの先何年も続く可能性がある。

Googleは、検索エンジン以外にも、
YouTubeや、Googleマップ、スマートデバイス(スピーカー)、Android…

私たちの生活にGoogleは深く根差しており、
Googleは、様々なデータを広く、深く得ることができています。

そのため、我々も今まで通り安心して相談することができ、
結果として他社の参入障壁を非常に高いものにしているのです。

いかがでしたでしょうか?

本書にはいくぶん偏見も入っている気がしますが、
少なくとも、私はGAFAの凄さの一端がわかった気がします。

本書では、後半部分で
このGAFA全盛の時代にどう生きるか、ということや、
ネクストGAFAは、どの企業なのか、ということについても考察されております。

ぜひ読んでみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました